ライトアップされた煉瓦積みの壁が、膨らみ、縮み、やがて、ずずーんと倒れる。

もうもうと上がる砂埃。

いったい何トンあるんだろう?

こんな破天荒なオープニングで始まった。

そりゃもう度肝を抜かれます(多少知っていても)。

こんな演出、実現出来る劇場は確かにそうそうないだろう。


テアトロ・ジーリオ・ショウワという立派な劇場にピナの2年ぶりの公演「パレルモ!パレルモ!」を見に行った。

相変わらず、気持ちを突然に鷲づかみされる衝撃は健在。

シチリアに行ってみたい、と強く思った。